筑摩赤丸生産グループでは、赤丸かぶの栽培からお漬物づくりまで、全て行っています。
赤丸かぶは歴史ある、米原の伝統野菜です。
滋賀県は、びわ湖にそそぐ河川が多く、その砂質の扇状地がダイコンやカブの栽培に適しています。
米原町の南隣に彦根市があり、井伊氏の彦根城があります。
その城内にある庭園「玄宮園」で、庭師が偶然発見した新種のカブがあったそうです。
その庭師はそのカブをもち帰り、カブの栽培を広めました。
そして収穫したカブを漬物にして、代々藩主に献上していました。
このカブを改良したものが赤長と呼ばれる「入江カブ」です。
「入江カブ」は、根長が20センチメートルにもなり、大根のような形の赤かぶです。
1990年頃、この「入江カブ」は絶滅してしまったそうですが、
今では、品種を赤丸カブに代えて栽培され、
歴史を引き継いで、赤カブの酢漬(すづけ)、赤カブの糠漬(ぬかづけ)の特産化がすすんでいます。
■種まき:8月下旬~9月上旬 ■収穫:11月中旬~
■販売時期:酢漬け ― 通年販売、糠漬け ― 4月まで